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コロナ禍でのストレス対策
 「ソーシャルディスタンス」「外出自粛」…という生活様式もすっかり当たり前になっていますが、皆さんはそんな生活に不満や不自由を感じていませんか?執筆者も本来、旅行など出かけることが好きで、自粛生活にうんざりすることも少なからずあります。遠方の家族親族や友人と長らく会えていないのも辛いですね。
 そのようなことは、ストレスになります。しかも、持続的で(1年以上長く続き)、どうしようもなく(自力では解決できず)、どこにぶつけようもない(誰が悪いでもない)、というストレスです。これらは、人がストレスを重く感じる要素をすべて含んでいます…困ったものです。そうすると、心身に色んな影響が出てもおかしくありません 。特に理由なく「やる気が出ない」「イライラしやすい」「体がだるい」などの状態が続くとしたら、今の生活のストレスが一因かもしれません。
 では、このストレスにどう対策すれば良いでしょうか?
 「コロナ、ストレス、解消…」などインターネットで検索すると、関連サイトが山ほど出てきます。どれも良い方法とは思うのですが、どれか選べと言われても多岐亡羊、迷うばかりです。しかも、自分にとって馴染みのない方法だと、試すにしてもハードルが高いと思います(普段インドア派で運動しない人に「マラソンしましょう」と言っても、なかなか厳しいですよね)。
 そこでオススメしたいのは、「今ある方法の活用」です。…つまり、馴染みのない ことよりも、自分が今までもやっていたことを充実させてみよう、というものですね 。
 例えば、料理が好きでよく料理をする人は、面白そうな料理本や料理グッズを買って試してみたり、今まで家事の片手間で忙しく料理をしていた人は、あえて料理だけをする時間をつくって、好きな音楽やテレビを流しながら料理をしてみたり。よくドライブ に行く人は、ドライブの前に少し丁寧に洗車や掃除をしてみると、気持ちよく車に乗れるかもしれません。いつものルートのドライブであっても、時間のゆとりを持てれば少し回り道や寄り道をしてみるのも良いでしょう。これらの話は一例に過ぎませんが、自分の好みや習慣など、色々なことに応用できると思います。
 人は皆、志向性(関心や意欲が向いていること)を持っています。自分が今までやっていたことほど、志向性が高いと言えますし、実生活の中で活用させやすいのです。「前は○○が好きだったけど、最近やってない」というものも、潜在的志向性(いわば、隠れた志向性)があると言えるでしょう。
 皆さんの志向性は、何でしょうか?またそれをどんなやり方で、どんな準備をしてやれたら、もっと充実を感じられるでしょうか?
 色々探して、試してみて下さい。試してみて「なんか合わなかった」となっても良いのです。合うかどうかは試してみないと分かりませんし、合わなければ「合わないという結果が得られた」ということ。また別のやり方を探す材料になるのです。(この考え方を実験的思考と言います)。すでに持っている志向性だからこそ、「何をやろうかな」「次はどうやろうかな」と考えるのも、また楽しいものですよね。